こんにちは!愛知県春日井市の行政書士 中川です。

 

先日、あるエピソードを読んでいました。


アメリカ生まれの方(両親は日本人)が日本に住み、大学に通っていた。

大学時代に初めて海外旅行に行こうと計画。

日本のパスポート取得費用をケチり、アメリカのパスポートで。

出国審査で「アメリカ人として出国はできるが、入国はできない」と言われ

真っ青に…


 

ざっとこのような内容でした。

情景が思い浮かび、気の毒すぎて笑ってしまったのですが

国籍のお話は業務にも関連しますし

何となくひっかかった部分があったので少々調べてみました。

 

〇「日本のパスポート取得費用をケチり、アメリカのパスポートで」部分

 

 この方はアメリカ人。かつ日本人の両親の子なので日本人でもあるという

 二重国籍状態(国籍法第2条)。

 国籍法では日本人の二重国籍を認めていないので

 いずれは選択しないといけません。

 海外で生まれた方の場合、その時期は22歳に達するまでです(第14条)。

 

 この方の場合、「大学時代に初めて海外旅行」となると

 22歳に達していない時だったと思われるので、まだ選択していなくても

 大丈夫。

 ただ、渡航するには、国籍がある国両方のパスポートをとる必要があります。

 日本での出入国は日本のパスポート

 アメリカでの出入国はアメリカのパスポート

 日本の航空カウンターでは両方のパスポートが必要 というわけなのです。

 

在日米国大使館・領事館HP

https://jp.usembassy.gov/ja/u-s-citizen-services-ja/citizenship-services-ja/dual-nationality-ja/

 

 

 このような場合は、日本のパスポートはケチらずにきちんと取得を!

 

 

〇 成年年齢引き下げに伴う国籍選択の期限が変更になります。

 

 民法の一部改正により、成年年齢が18歳となります。

 これに伴い、国籍選択の時期も変更になります。

 令和4年(2022年)4月1日施行です。

 

 18歳に達する以前に重国籍になった⇒20歳に達するまでに選択

 18歳に達した後に重国籍になった⇒重国籍になった時から2年以内に選択

 

法務省ホームページ

http://www.moj.go.jp/MINJI/minji06.html

 

ご注意ください。